入社3ヶ月で退職を決めるきっかけとなった出来事

はじめに

3度目の転職をして入社した会社を3ヶ月で退職しました。
もちろん理由は1つではありません。ただ、転職を決めようと思った大きなきっかけがありました。
今回はそのエピソードと私個人が思う自分と相手の改善点を書きたいと思います。

退職を決めるきっかけにエピソード

基本的に登場人物は私と相手の2人です。
相手は私より1年半ほど入社が早かった4歳年下の男性です。
当然ながら自社での経験と知識は私より断然あります。
今回はAさんとします。
私は外回りがメインの営業でAさんは基本的には社内にて研究開発をしている方です。
Aさんは管理職ではありません。

今回Aさんから顧客を引き継ぐことになりました。
その顧客は会社の一番大きな顧客でAさんは研究開発をしている傍で担当をしていたという状況です。
その顧客をS社とします。

私の直属の上司から「S社をAさんからあなたに担当変更するから、今週中に関係者をスケジュールで招待しておいて。私は参加できるかわからなけど。顧客にはすでにメールで報告してあるから」とのこと。ここで疑問に思ったことが3点。

• 一番大きな顧客なら上司も引き継ぎに参加した方が良いのでは無いか。
  Aさんは管理者でもないのだし。
• 引き継がれる側（＝私）が引き継ぐ側をスケジュール招待するのか。
  何時間くらいかかるのかわからないし。
• 社内引き継ぎの前の顧客に言ってしまっているのか。

すでに顧客に言ってしまっているので今週中に招待しましたが、
私もAさんもスケジュールが埋まっていた為、私が出張中にオンラインで実施するスケジュールで
調整しました。

その後チャットで私から関係者に
「S社の引き継ぎを共有カレンダーで招待しました。何か準備する資料はありますか？」と送りました。
それに対してAさんから私に「逆に何か準備する資料はありますか？」とのこと。

案件を今まで携わってきている引継ぐ側が引き継がれる側にそのような質問をすることが
今までの環境ではなかったので私は驚いてしまい、混乱をしてしまい
返信ができませんでした。
この返信をしなかったことは私が悪いかったと感じています。
後悔していますし、反省もしています。

そのまま引き継ぎ当日を迎えたのですが、
本当にほとんど資料もなく、案件の概要や関係各社なども
全くわからないままでした。

そうした引継ぎ後に全く案件がわからないままでしたが、
下記のメールがAさんから届きました。（要約しています。）

• 少々私のロジックでは理解しきれない点があり、老婆心ながら指摘させていただきます。
• 本案件はあなたが全て行うもので他の人が対応している今の状況はおかしい
• こちらの質問を無視しているあなたなら全てを掌握しているのでしょう。
• くれぐれも顧客に迷惑をかけることはやめてください。

老婆心。。。。。ロジック、、、

そしてあなたの引き継ぎがずさんであることの問題は棚に上げています。

他人を見下すような発言をしたりするような無礼な人がいる職場では実証実験の
結果として下記のことが明らかになっている。

• 48%の人が仕事にかける労力を意図的に下げる
• 38%の人が仕事の質を意図的に下げる
• 80%の人が病んでしまい、仕事に集中出来なくなる。

これは著書
「Ｔｈｉｎｋ　ＣＩＶＩＬＩＴＹ　「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である」でも示されています。

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冒頭で記載した通り、退職を決めた理由はこの出来事だけではありませんが、
大きなきっかけとなりました。
ここから私なりに改善点を挙げていきたいと思います。

私の改善点

Aさんから私に「逆に何か準備する資料はありますか？」と質問があった時に返信をするべきでした。
引き継ぐ側（Aさん）が引き継がれる側（私）に何か準備する資料はありますか？
との質問に混乱をしてしまいました。
しっかりと顧客に迷惑をかけないように案件の概要や関係各所の情報を記載し
質問をせずとも説明する必要があるのでないか、と思ってしまいました。
また、わからないことをそのままにしたと思っています。
ただ、酷い引き継ぎに対してモチベーションが下がってしまったのです。
反省しています。

相手の改善点

しっかりと顧客に迷惑をかけないようにしっかりと情報を網羅した引き継ぎ書面を作成するべきでした。
その後の相手を見下すような発言は慎むべきでしょう。

まとめ

Aさんは顧客には迷惑をかけないようにと言っており、全てを相手の責任にしています。
私も悪いところがありました。しかしそれはその後にAさんに謝罪をしています。
私の価値観に基づいて退職をすることに致しました。
これから何をするかまだ決めていません。
一度立ち止まって、ゆっくり考えて行動したいと思っています。